サウジアラビア王国最大の魅力のひとつ、それは驚きに満ちていること。砂の滝から予想外の雪、養蜂、紅海でのスキューバダイビングで出会える世界最速の魚、砂漠の真ん中にある鏡張りのアートインスタレーションまで、ユニークな冒険に出れば、きっと思いがけない何かを発見できるはずです。
サウジアラビア南西部のバーハ(Al Baha)では、12万5千個の巣箱から毎年800トンの蜂蜜が収穫されています。多様な木々や花のあるバーハは、養蜂に理想的な場所。この地域ではギフトやお土産に最適なハチミツを入手できるほか、7月には毎年恒例のハニーフェスティバルが開催されます。
砂が滝のように流れ落ちる自然現象が、砂滝(サンドフォール)です。出現するのは稀ですが、サウジアラビアではアフラジ(Aflaj)やリヤドの郊外で、大雨の後などに見られることが報告されています。
サウジアラビア最大の野外博物館アル・ハムラー(Al Hamraa)は、ジェッダ(Jeddah)の芸術と文化を凝縮したような場所です。コーニッシュにあるこの広さ7k㎡の公園で、ヘンリー・ムーア、ジョアン・ミロ、マハ・マルー、アレクサンダー・カルダーら著名な芸術家による20点以上の彫刻作品を鑑賞しながら、穏やかな気候の冬の午後を過ごしましょう。
旅行者も地元の人も、キング・アブドゥッラー・エコノミックシティ(KAEC)の海沿いで乗馬が可能です。KAECでは2020年から、毎年のワールド・オブ・モーメンツ・フェスティバルの開催を始まりました。このフェスティバルでは、海岸での乗馬やキャンプのほか、コンサートや舞台公演、砂漠のバギーアドベンチャーなどを楽しめます。
シルクロードや香料の道など有名な交易ルートで品々を運んできたラクダは、アラビア半島の歴史に重要な役割を果たしてきました。リヤド(Riyadh)の西70kmのリーム保護区(Reem Reserve)では、このラクダに間近で出会えます。ラクダのキャラバンツアーを予約し、保護区の鷹狩りやベドウィンのキャンプ体験もチェックしましょう。
アルウラ地域の砂漠の真ん中に、アラビア語で鏡を意味するマラヤ(Maraya)と呼ばれる、広さ5000㎡の立方体の建造物があります。建物には周囲の砂漠の景色が映り込み、印象的な存在感を放っています。このアートインスタレーションは、コンサート、没入型シアター、インタラクティブ展示などの文化イベントにも使用されます。
サウジアラビアで雪を見たいなら、アラビア語で「アーモンドの山」を意味するラウズ山(Jabal Al Lawz)に向かいましょう。タブーク(Tabuk)州で最も高いラウズ山は、サウジアラビアで唯一、ほぼ毎年雪が降る場所として知られています。標高2549mのこの山をハイキングして、今は絶滅した牛が描かれた太古の岩絵を探してみましょう。
ジェッダのどこからでも見えるファハド王の噴水は、世界最大の高さを誇る噴水です。塩水を時速約375kmで312mの高さにまで噴き上げ、ギネス世界記録にも認定されています。夜のコーニッシュを散歩して、500以上のライトに照らされたこの噴水を目の当たりにしましょう。
毎年冬の終わりから春の初めにかけてヤンブー(Yanbu)で開催されるヤンブーフラワーフェスティバルを訪れると、驚異的な数の花々に囲まれることでしょう。2つのギネス世界記録(最大のフラワーカーペット:2014年/2017年)を持つこのフェスティバルには、蝶の展示や小さなイチゴ農園、乗り物、食べ物、花火など、家族向けのアクティビティも揃っています。
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