ウードの香りを嗅がずして、王国を訪れたことにはなりません。アウドやウドゥとも呼ばれる、この温かみのある木のような香りは、アガー(または沈香)の木の髄から取り出されます。心材が菌に感染すると、ウードとして知られる香りの良い黒い油状の樹脂が作られます。このすっきりとした香りのよい樹脂は、その希少性と樹脂ができるまでに約300年の年月がかかることから、非常に高価です。ウードの市場が生み出す利益は年間約60億ドルで、「液体の金」と呼ばれているのはそのためです。フォーチュンは、ウードの価格が1ポンド(約450g)あたり5,000ドル(USD)になることがあるとレポートしています。

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