観光客として現地の文化を尊重し、王国での経験を最大限に生かすために最も良い方法の一つは、現地の習慣について自分自身で学ぶことです。正しいスタートを切るために、サウジアラビア観光省のビジターエクスペリエンスアドバイザーをつとめるハレド・シュワイル氏との質疑応答をお役立てください。
サウジアラビアでは互いに挨拶をする際、「サラーム アライクム」と言います。これは「あなたの上に平和があれ」という意味です。その後、改まった会議であれば握手するのが普通です。久しぶりに人に会う場合は頬にキスをします。家族や親しい友人の場合は、特にそうします。今は新型コロナウイルスがありますから、「サラーム アライクム」と言った後に手を振ります。
昔から女性は普段着の上にアバヤ(全身を覆う長いローブやマント)を羽織ります。男性の場合、伝統的なトーブ[ガウンのような長袖の服]からジーンズとTシャツまで、何でも着ることができます。2019年、サウジは「公序良俗規範」を導入し、公の場での紳士淑女の服装として、ふさわしいものとそうでないものの基準を示しました。基本的に、男女ともに人前では肘や足首を覆うゆったりとした服装がおすすめです。
一般的に、アバヤやヒジャブ(頭を覆うもの)の着用は必須ではありません。ただし、控えめな服装である必要があります。
認められています。運動をする人は、公序良俗規範に沿った服を着用する必要があります。
ほとんどの場合、子供は許可されるだけでなく、歓迎されます!ただし、高級レストランは子連れに条件を設けている場合もあるので、事前に連絡をしておいた方が良いでしょう。子供の服装ルールについては、控えめであること以外に特に決まりはありません。
サウジアラビアのハファワ(おもてなし)の一環として、王国への旅行者にできる限り安く提供し、友人のようにもてなすことを心がけています。しかし、伝統的な市場では、値段交渉は通常受け入れられており、期待もされています。
一般的に、サウジアラビアのコミュニティは友好的です。しかし、家に招く場合には明確なルールがあります。ほとんどの家には、客をもてなすためのマジュリスと呼ばれるスペースがあります。サウジアラビア人のホストはここで食事や軽食などを用意します。しかし、家族用の居間でゲストをもてなすのは普通ではありません。
サウジアラビア人はプライバシーを重んじる国民で、特に女性はその傾向があります。そのため、写真に人が写る場合は、事前に聞いてみましょう。また、警察署などの庁舎や空港など国家インフラ施設を撮影する時にも注意が必要です。携帯電話での撮影は基本的に問題ありませんが、望遠レンズが付いたフルサイズのカメラを使うと撮影をやめるように注意されることがあります。
通常、礼拝は専用の場所やモスクで行われます。周囲で大声で話したり大音量の音楽を流したり、祈っている人の気をそらすような行為は避けましょう。礼拝中に祈る場所の近くに居ないのであればれば、普通に過ごしてください。
サウジアラビアでは、お客様を本当に大切します。この国に観光客がを訪れてくれることに、私たちは誇りと幸せを感じています。一番嬉しいのは、皆さんが来てくれることなのです!
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