18億人の教徒がいるイスラム教は、世界で2番目に大きな宗教です。ムスリムは「服従」(神の意志に従うこと)を意味し、イスラムはアラビア語で平和を意味する「サラーム(Salam)」に由来しています。イスラムという言葉は、宗教だけでなく、生活様式、共通の神と預言者を信仰することによって結ばれた信者たちの世界的な共同体(ウンマ)も示しています。「1日5回の礼拝から、ラマダンの断食まで、イスラム教徒の宗教生活は24時間に組み込まれています。これらの儀式や多くの道徳的義務は、イスラム教徒の生活の一部です。家族や友人を思いやったり、共に喜んだりすることが宗教的な生き方の一部であるのと同じことです。」インディアナ州のノートルダム大学でイスラム思想とイスラム社会について教鞭をとるエブラヒム・ムーサ氏はこのように述べています。
旅行者は王国滞在中に、サウジアラビアの生活の一部であるイスラム教について学ぶことになります。例えば、商店の多くは礼拝のため1日に数回お店を閉めます。また、アルコール、豚肉、薬物も禁止されています。
「観光客はモスクで礼拝の様子を見学することもできます。しかし、きちんとした服装が必要になります。」とムーサ氏は話します。あらかじめモスクの主催者に見学の旨を伝え、椅子を用意してもらえるようにしておくのがおすすめです。非イスラム教徒による訪問が許されていないモスクは、イスラム教の最も神聖な都市のメッカとメディナにあるモスクのみです。
王国を訪問する前に言語と服装のルールや、エチケットのヒントをチェックしてください。
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