アラビア書道は、文字通り「自分で自分を書いた」伝統です。その尊敬される工芸品は1400年以上の歴史があり、初期の文字でコーランの最初の原稿が書かれました。アラビア書道は、何世紀にもわたって、実用的なものから美しいものに進化してきました。もはや情報共有の手段だけではなく、芸術の一形態であり、サウジアラビアの文化的なアイデンティティの重要な一部になりました。現在、訪問者はモスクの碑文から現代的な芸術まで、アラビアのいたるところでアラビア書道の様々な書体の痕跡を見ることができます。

リヤド市に在住する現代アーティストのヌガムシ氏は、アラビア書道を高く評価しており、フォントやアイデア、コンテンツとライブパフォーマンスを組み合わせた芸術作品に取り入れています。 「文字はアイデンティティの強い要素であり、おそらく最も強い要素の一つであると...

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文化と歴史

アラビア書道の歴史: ジャズムからクフィまで

アラビア語はナバタイ語の方言から発展したと考えられます。それは石の表面に描かれた6世紀頃のイスラム教以前の最古の石碑に発見されました。アラビア書道の最古の書体はジャズムと言う名で知られています。後に、ジャズムを元に他クフィ等のような多くの書体と字形が出てきました。クフィ書体によって最初のコーランの原稿が書かれました。7世紀と8世紀ごろにイスラム教が広がったため、アラビア語及び、クフィ書体の使用も普及しました。クフィ書体は、読みやすく、幾何学的な芸術性で有名です。長年にわたり、様々な書体や字形等が現れ、2世紀頃には、より草書的な文字が主流となりました。

 

その変化を通して、アラビア書道は単なる書くコミュニケーションの手段から芸術の一形態に進化しました。アラビア書道は、ユネスコが無形文化遺産への登録を検討しているほど文化的に重要です。

現在のサウジアラビアにおけるアラビア書道

2020年にサウジアラビアの文化省は、アラビア書道を普及させるためのアイデアを人々や組織が共有するためのイニシアチブである「アラビア書道年」を立ち上げました。そのイニシアチブは2021年まで延長され、訪問者はすでに、リヤド市のトンネルや車道のストリートアートや、サカカのマッカ道路の美化活動などに、より多くのアラビア書道を目にすることができます。

 

「アラビア書道とカリグラフィー全般、人類の歴史の中で最も美しい芸術の一だと思います。」とヌガムシ氏は言います。「誰でもが自分の時間を得て、自分の足跡を残そうとすることができますが、同じツールを使わなくてもいいです。私はプリンターではなく、私は人間です。あなたも人間なので、あなたのマークが必要なのです。」

アラビア書道を体験しょましょう!

アブドゥルアジーズ王の世界の文化センター(Ithra)では、2021年の間、アラビア書道のプログラム、ワークショップや展示会などが開催されので、行ってみてください!もっと欲しかったら、インスタグラムでヌガムシ氏をフォローして、彼の最新のパフォーマンスやプロジェクトをチェックしてください。そして、文化省が「アラビア書道年」の一環として、立ち上げたアラビア書道とイスラム装飾芸術のための無料のe-ラーニング・プラットフォームもご覧ください!。

 

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