アルヒジュル

アルヒジュルは、アラビア半島の南と北を結ぶワディ・アルカラにあります。歴史上、商人たちのキャラバンが集まる場所でした。また、ナバテア人、リヒヤ人、ダダン王国の文明を包含していました。有名な詩人ジャミル・ビン・ムアンマルは彼の詩の中でこの場所を称賛しました。

アルヒジュルの古代の墓は屋外博物館なっています。そこにはアラビア語のルーツを示す碑文や、古代文明の儀式や信仰を明らかにする石の彫刻があります。ナバテア人の墓の数は約110で、その中には高位の指導者、騎士、治療者が埋葬されていました。

ジャバル・アルバナットのいたるところで、ナバテアの芸術とギリシャの芸術が融合しています。岩の露頭に彫られた29の墓があります。クジラの形は墓の守護者を象徴するように彫られています。

アスレブ山はアルヒジュルの東に高くそびえ立っています。古代の宗教儀式を明らかにする彫刻が施された古代遺物やナバテアの碑文が側面にある「シーク」の入り口を横切った後、古代文明の歴史の記録をたどることができます。その真ん中には、ディワンと呼ばれる山の岩に掘られたた大きな部屋があります。

その赤い岩と多数の墓で、ジャバル・アル＝アフマルは、アル＝ヒジュルの古代都市の住民の埋葬儀式を強調する埋もれたナバタイの秘密を隠しています。そこには18の墓が含まれています。